出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  日本刀講座【4】

日本刀講座【4】

 西洋の刀職人の場合は、経験などを踏まえて硬過ぎず、柔らか過ぎず、刀として適当な硬さを職人の判断で仕上げていました。
 しかし(ココが今回のネタのツボ)、日本の刀工は刀の芯である刀身部分と刃の部分との材質を変える〝複合構造〟の刀を作り出したのです。 つまり日本刀は、刀身には炭素の含有量を少ない柔軟性に富んだ鋼を使い、刃の部分だけは炭素の含有量が多い、ちょ~硬い鋼を使っているんです。

 こうした複合構造の利点は、ちょ~硬い刃先で何でも切り裂き、その硬い刃が折れるような衝撃は柔軟性の高い刀身全体が受け止めて吸収してしまう、まさに〝斬れて、なおかつ 折れない〟という鉄の長所をイイトコ取りした究極の刃物になるという事です。


↓ 刃と刀身とでは、炭素の含有量の違う鋼を使用しているのが日本刀の最大の特徴。但し、画像で波状に見える〝地紋〟は焼入れ工程の時に付くもので、この地紋がそのまま材質の境界になっているわけではない。
Photo by :: shodan ::

 鉄を完全に液化して作る西洋刀は、どうしても鉄の材質は単一構造にならざるをえません。
その点、日本は鉄を完全に液化出来なかった事から、かえって〝部位によって鉄の硬さを変えて刀を作る〟という製法が生み出されたのでした。

 とはいえ、人間が初めて鉄で武器を作ってから、数千年が経っており、西洋人だってバカではありませんから、そうした複合構造の刀を考えた人もいたかもしれません。
 しかし、複合構造で刀を作るのは、思いついただけではそう簡単にはいかない技術的な困難があったのです。


↓ 洋刀は刀身も単一構造。ただリアルに画像のようなデッカイ剣なら、斬れるとか斬れないの問題は関係なく敵は撲殺される。
ベルセルク 黒い剣士 ロスト・チルドレンの章 未塗装組立フィギュア

 さて、鉄の硬さを変えるのには、これまで説明してきた鉄に炭素などの混ぜ物をする他に〝熱処理〟という方法があります。
 一般的に有名なのは〝焼きいれ〟と言われる処理で、
「オイ、ワレ焼入れちゃろか!ゴラァ!!(▼Д▼#)」
とかいうのは、この焼入れが語源になっています。
 実際の処理は、熱した状態の鉄を水に入れてたりして、急激に冷やす処理の事で、こうすることで鉄はより硬くなります。

 一方で、熱した鉄をゆっくり冷やす処理を〝焼鈍し(やきなまし)〟といい、なました鉄は異様に柔らかくなってしまい、特に耐磨耗が極端に低下してしまいます(つまり、簡単に磨り減ってしまう)。
 なました鉄は加工しやすいので、基本的に加工前の材料として使いますが、完成品は必ず焼き入れ処理をします。


↓ 日本刀の焼入れ動画。焼入れ後、何故か巻き起こる拍手が意味不明。


 で、西洋刀も日本刀も当然焼入れをしますが、単一構造の西洋刀に比べて、複合構造をもつ日本刀に焼きを入れるのは、相当難しいんです。
 というのも刀のような薄い板のような形状していると、鉄が急激に冷える際に、波打つように激しく振動します。

 これは鉄が急激に冷やされて体積が収縮することから起きる現象なのですが、この収縮量は炭素の含有量の違いによって変わってくる為、異なる炭素含有量のをあわせた複合構造の場合、何も考えずに焼きを入れると刀身から刃の部分が剥がれ落ちてしまいます。

 この問題を解消する為には、二つの異なる鉄の収縮量を考え、焼きを入れて、鉄が収縮したときに初めて一体化するように刀を鍛えてやる必要があるわけです。
=続く=


↓ 〝居合〟を趣味にすれば、現代でも日本刀を振り回す事が可能。もっとも〝真剣〟を使えるのは高段者で、最初は刃の付いていない模造刀だが…

Photo by renfield

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