出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  勝手にシネマ:『マッドマックス』 【3】

勝手にシネマ:『マッドマックス』 【3】

= W A R N I N G =
【今回は、メカフェチ度が極めて高くなっています。直接映画の内容に関係ない上、メカに興味の無い方にとっては、面白くも何ともないネタですのでご注意ください。】


 『マッドマックス』の場合、少ない予算を何につぎ込んだかといえば、
〝劇中に登場する車やバイクの改造費 ( ̄^ ̄)9〟
でした。
 したがって、実際の撮影に使える特殊効果などの予算はショボいモノになってしまい、現在…というか当時でもアクションシーンの一部には粗が目立つシーンがあります。

 とはいえカーチェイスやクラッシュシーンなど、全体的にスタントマンをはじめ撮影スタッフは〝いい仕事〟をしており、バイクの転倒シーンなどでは、
〝スタントマンが死亡した Σ(゚ロ゚;)〟
という噂が公開当時囁かれるほど迫力のあるモノでした(この噂の真偽は不明だが、当時の映画宣伝は誇大広告をする風潮があり、ホントに死者が出たかは微妙…)。


↓ ただでさえ少ない予算の大部分を車やバイクの改造費に当ててしまった為、キャストにほとんど金を掛けられなかったこの作品に登場する暴走族は、台詞や演技が必要な一部を除き、本物の暴走族が出演していた(画像はイメージ)。
Hells Angels Rally
Hells Angels Rally / SliceofNYC


 そしてメカチェチV(-¥-)Vが、この作品に引かれたのは、もちろん〝主人公メカ〟である
〝V8インターセプター(ブラック・パーシュート・スペシャル)〟
の存在です。

 当時の日本はスーパーカーブームは過ぎ去っていましたが、ブームの影響は自動車業界にまだまだ残っており、自動車メーカーのCMはエンジン性能を強調するモノが多く、ツインカム・エンジン(いわゆるDOHCというヤツ)と並んで大きなセールスポイントとして、
〝ターボチャージャー(turbo charger) (`・ω・´)〟
がありました。

↓ 日本にスーパーカーブームと言われるスポーツカーヲタを急増させた社会現象の元になった漫画『サーキットの狼』。免許も持たないローティーンやミドルティーンが読者層だった週刊少年ジャンプに連載されていたが、逆に免許もない子供だからこそ、彼らはドラテクの難しさや、マンションが買えるような値段のちょ~高級外車を維持管理する事の大変さといったリアルな問題を度外視して夢中になった。
サーキットの狼 公道グランプリ編 1 (Motor Magazine Mook)
↓ そんな子供たちが免許を取り始めた頃、自動車メーカーは〝元スーパーカー小僧〟相手に、ターボやDOHC4バルブといったハイスペックエンジンを実装した車を発売し、フロントグリルやテールに〝Turbo〟とか〝DOHC〟といったこれ見よがしのエンブレムをつけ、これが大ヒットした(画像はイメージ)。
Turbo
Turbo / dbrekke


 ターボチャージャーというのは、もともと空気の薄い高高度の空を飛ぶ飛行機のエンジンパワーを落とさない為に考案された技術で、エンジン内に空気を強制的に供給するシステムなのですが、これを地上を走る自動車のエンジンに取り付けると、
〝同じ排気量でも、すげぇパワーが出せる ヽ(`Д´)9〟
事になり、主にレーシングカーやスポーツカーに実装されています。

 ただターボチャージャーはエンジンの排気圧を利用していますので、実はスロットルを頻繁に変更する(つまりアクセルを踏んだり、離したりする)自動車には不向きなシステムで、アクセルの踏み込みに対して一瞬パワーが伝わるのが遅くなる
〝ターボ・ラグ〟
という欠点があります。
 まぁ、自動車用のターボチャージャーは結構昔から開発されていますので、各メーカーはターボ・ラグを様々なノウハウで小さくしており、現在の純正品であれば、ユーザーが不便を感じるほどの酷いターボ・ラグを持った車はありません


↓ 太平洋戦争当時、日本を恐怖のズンドコに叩き込んだ爆撃機、B29のエンジン。ターボチャージャーというのは、航空機の開発過程で考案されたモノ。地上からの高射砲が届かないような高度数千メートルから1万メートル以上といった高高度では、空気が薄くなってしまい、プロペラを回すレシプロエンジンは十分な出力が出せなくなってしまう。そうした問題を解決するために、コンプレッサーを回してエンジン内へ空気を多量に送り込む機構が考案されたが、このコンプレッサーを回す動力にエンジンの排気ガス圧を利用したモノがターボチャージャーである。
B29 bombing Anshan
B29 bombing Anshan / Rincewind42

自動車用ターボチャージャー開発の歴史は古く、本来ターボラグを発生させる原因となるスロットルの開閉行為が頻繁に行われる自動車でもメーカーは様々な改良を行い、現在ではドライバーにあまりターボラグを感じさせないようになっている。
Carros de Rua - Fiat Marea Turbo
Carros de Rua - Fiat Marea Turbo / Fabio Aro

↓ もっとも、ターボラグを感じさせないほど最小限に出来るのは、メーカーが最初からターボを実装している車種や、精度の高いターボキットをつけた場合である。ターボキットはエンジン内部にまで部品を取り付ける必要がないので、比較的後付けがやり易いパワーアップキットだが、怪しげなメーカー産のモノを付けるとターボラグがモロに出て、前触れもなく急にターボが効き始める〝ドッカン・ターボ〟と言われるマシンになってしまう(画像はターボキット)。
HKS GT3037 Pro Turbo
HKS GT3037 Pro Turbo / topmotors


 話は反れましたが、『マッドマックス』に登場する〝V8インターセプター〟は、そんなターボチャージャーではなく
スーパーチャージャー(supercharger) _φ(・・ )b〟
という化けモンみたいな装置が付いているのです。

 スーパーチャージャーにしろ、ターボチャージャーにしろ直訳すれば、エンジンに対して過剰に空気を供給してパワーをアップさせる
〝過給器 (∪_∪)b〟
となりますが、ターボチャージャーがエンジンの排気ガス圧を利用して空気を過給するのに対して、スーパーチャージャーは
エンジンから動力を得て、機械的に過給する Σ(゜o゜ノ)ノ〟
という違いがあります。
 具体的には、エンジンのクランクシャフト辺りから専用の部品を付けてエンジンが生み出すパワーを使って、エンジン自身に送り込む空気を過給するわけです。


↓ 『マッドマックス』の〝主人公メカ〟である〝V8インターセプター(ブラック・パーシュート・スペシャル)〟のコピーマシン。この様に、映画ソックリに改造するマニアは世界中に実在し、ボンネットをブチ破ってニョッキリと生えているのが、スーパーチャージャーの吸気口である。ちなみに原型になっている車は、オーストラリア産「フォード・ファルコンXB」。一応〝フォードブランド〟だが、「ファルコン」はすでに当時からアメリカ本国では生産が終了していたものの、オーストラリア・フォードでは現在もモデルチェンジを重ねて現行車種になっている。
Mad Max
Mad Max / BadSwan

↓ ちなみにコレが現行車種の「フォード・ファルコンFG」。当時の面影は全くない…
Ford Falcon FG
Ford Falcon FG / thomasrdotorg


 そんなスーパーチャージャーのメリットは、不安定な排気圧を使って過給を行うターボチャージャーより、アクセル開度に対するレスポンスがダイレクトでスムーズになります。
 しかしスーパーチャージャーは欠点も多く、ターボチャージャーに比べて機構が大掛かりでエンジンへの後付けが難しい上、エンジンそのものが大排気量のハイパワーエンジンでないと、過給器を回すための動力損失が大きくなってしまい、
〝スーパーチャージャーを付けない方がパワーが出る ('A`)〟
なんて事もあるわけです。


↓ スーパーチャージャーはエンジン自身の生み出す動力を使って過給器を駆動させている。そうなると非力なエンジン(具体的には小排気量)の車だと、過給器を回すパワーにエンジンの馬力を食われてしまい、スーパーチャージャーの効果がほとんど得られないという欠点がある。メカに疎い方は〝エアコン〟を想像してもらうとわかり易い(エアコンもエンジンパワーを使ってコンプレッサーを回している)。エアコンを効かせて車で走ると、明らかにエアコンにパワーを食われて燃費は悪くなり、オンボロの軽自動車辺りだとエアコンを入れた途端に加速力が鈍くなる
Blown.
Blown. / Travis Isaacs


 したがってスーパーチャージャー搭載の車というのは、
化けモノみたいな大排気量エンジン搭載車の証 (◎-◎;)〟
であり、『マッドマックス』に登場する〝V8インターセプター〟は、そんなスーパーチャージャーを搭載したモンスターマシンであり、マックスが劇中、ギアレバーに付いている〝スーパーチャージャー始動〟の赤いプルスイッチを引いた同時に、ボンネットをブチ抜いて伸びているギアベルトが回転し始めるシーンは、メカフェチV(-¥-)Vの血を熱くさせました。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ 唸りを上げるV8インターセプターのエンジン音。コレも実際に撮影に使われたマシンではなく、マニアの造ったコピーマシンだとは思うが、このエンジン音はメカフェチ魂を揺さ振る何かを持っている。こうしたエンジンを搭載したマシンは、ガソリンを路上に撒きながら走る様なモノだし、当然エコカー減税の対象にもなり得ない。マシンの持つ真のパワーを開放するためには、省エネもエコもお呼びではないのである。


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まとめ【勝手にシネマ:『マッ】

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