出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  Re 酒ヲタク講座 第8講:ラム【3】

Re 酒ヲタク講座 第8講:ラム【3】

 そんな配慮をしたのはバーノン提督自身が下戸だったから…かどうかは不明ですが、水兵たちが強いラム酒をかっくらって、
〝酔っ払ったまま軍務をされちゃたまらん (-_-;)〟
と思って水割りラムを支給したのかもしれません。


エドワード・バーノン(Edward Vernon)提督の肖像画。ラムを水割りで提供した理由は下戸の人に対する配慮…ではなく、配給されるラムの数日分を一気飲みするバカが居たかららしい。
エドワード・バーノン
画像参照-Wikipedia・英語版-『Edward Vernon

 水割りなんていう〝ゆるい酒〟を飲まされるハメになった乗組員たちは、水割りラム酒の事をバーノン提督がグログラムという生地で出来た古いコートを着ていた事が由来で付けられたあだ名である
〝グロッグ…_φ(・・ )b〟
と呼んでいました。


↓ 水割りの評判が悪かったのは、水で薄める事で量を誤魔化されているのではないか?と水兵たちが疑ったから。そして水割りの支給を始めたバーノン提督が、グログラムという生地(grogram。現在では〝グログラン(grosgrain)〟と呼ばれるみたいだが、若干材質に違いがある)で出来たボロっちいコートを着ていたことから、水兵たちから〝オールド・グロッグ(Old Grog)〟というあだ名が付けられており、それがラムの水割りを表す隠語になった(画像はイメージ)。
32.
32. / Sadie Hernandez


 そんなわけで、現在でも海外ではラム酒の水割りをグロッグと呼んでいるようですが、日本の酒場では通用しない可能性が高いと思われます(V(-¥-)Vはラム酒に限らずほとんどの酒をストレートで飲むので、オーダーした事はないからグロッグが通用するかわからない)。

 さらに泥酔状態になる事を〝グロッギー〟とも言いまして、日本で格闘技(主にボクシング)の中継で、ダメージを受けてフラフラになった状態の〝グロッキー〟は、上記のグロッギーが訛ったモノです(嘘っぽいが、これは多くの文献やWebで紹介されているのでホントの話らしい)。


↓ 格闘技などで攻撃を受けてフラフラになった状態をグロッキーと呼ぶが、語源はラムの飲みすぎでヘベレケになった様子に似ているから(画像はイメージ)。
40+117 Sucka Punch!
40+117 Sucka Punch! / bark


 もうひとつイギリス海軍絡みのラム酒噺をしますと、海軍史にその名を残すホレーショ・ネルソン(Horatio Nelson)提督が、1805年のトラファルガー海戦で戦死した際、提督の死体は腐敗防止のためにラム酒の樽に漬けられて本国まで運ばれましたが、艦隊が帰国を果たした頃には、提督の入れられている樽の中のラム酒は空っぽになっていました。

 これは乗組員たちが、偉大なネルソン提督にあやかろうと、
樽に満たされているラム酒を少しづつ盗み飲みした Σ(゚ロ゚;)〟
らしいのです。
 それが由来かどうかはわかりませんが、ラム酒は別名〝ネルソンの血〟とも言われています。


ネルソン提督の死を描いた絵。イギリス海軍がフランス・スペイン連合軍と戦ったのが〝トラファルガーの海戦〟。ネルソン提督はこの戦いの中で、狙撃によって命を落としたが、海戦には勝利した。偉大な提督は帰還する際に腐敗防止の為にラムの入った樽に入れられたが、帰国した時点で酒が空になっていたという逸話はホントらしい。提督の偉業にあやかろうと、水兵たちが樽の中のラムを盗み飲みをしたと言われるが、単に樽のフタの閉め方がゆるく、中のラムが自然蒸発してしまったとも言われてる。
ホレーショ・ネルソン
画像参照-Wikipedia-『ホレーショ・ネルソン

 さて、ラム酒という酒は原料がサトウキビ、あるいは廃糖蜜から作った酒というだけで、製造法などで
〝色々な種類がある、結構アバウトな酒 ┐('~` )┌〟
です。

 それらをザックリ紹介すると、まず原料であるサトウキビ、または糖蜜と水を混ぜ合わせて、酵母によって発酵させた後、スピリッツを作るときに用いられる連続蒸留機(パテントスティル:Patent Still)で蒸留したものを
〝ライトラム…_φ(・・ )b〟
と呼びます。

 第4講のウィスキー編第6講のワイン&ブランデー編でもちょっち触れた〝蒸留装置〟ですが、ウィスキーを造る時に一般的に使われるのは、単式蒸留機(ポットスティル:Pot Still)と呼ばれる方式の蒸留機です。


↓ ウィスキーの単式蒸留装置(Pot Still)アルコール度数の高いスピリッツ(蒸留酒)は、発酵が終わったモロミを水が沸騰しない程度の温度、そしてアルコールが沸騰する温度(80℃くらい)で熱してアルコールを濃縮する装置が蒸留機である。水は100℃以下でも蒸発するので1回の蒸留作業で100%アルコールだけを取りさせるわけではない
Still house tall
Still house tall / yvescosentino


 原理的には醗酵の終わった醪(もろみ)を加熱し、アルコールが沸騰・気化したモノを集めて再び液化させるわけで、パテントスティルは、このポットスティルの装置を複数つなぎあわせ、一度に数回の蒸留を行える機械で、効率良くアルコール度数の高いスピリッツを作る事ができるわけです。

 そんなパテントスティルによって、アルコール度数95%未満の液体に蒸留されたライトラムは、水で薄められて(度数何%まで薄めるかは、銘柄によって違うが、概ね50%未満)、ステンレス製のタンクかオーク材で作られた樽(オーク材は酒を貯蔵する樽として、最もポピュラー)で短期熟成させます。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ ラムの製造に使われる連続蒸留装置(Patent Still)。アルコール濃度を上げる為に何度もポットスティルを繰り返し使うのは面倒臭ぇので、一度に複数回(5回くらい)の蒸留工程を繰り返せる機械がパテントスティルである。
The Still
The Still / Randy Storey


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No title

今度は「ラム」ですか?

ハバナクラブの11年物とか、旨いよね。

いまから30年くらい前までは飲む人も少なく
大阪で、同業者の女の子などが
マイヤーズのソーダ割り…などと注文すると
僕の知り合いか?と言われるほど
特殊な飲み物だったように思います。

僕はその頃からラム好きでしたが
何しろ「喉頭がん」ですから
ここ4年ほどは飲んでおりません(苦笑)

懐かしいですね・・・。

Re: No title

癌ダム4G様

何か飲み物や食いモンの話がよく出てスイマセン。

とはいえ、実はV(-¥-)Vも30代前半の定期健診で
肝臓に
〝イエローカード〟
を出されて以来、基本的に酒は付き合い以外飲んでいません。

まぁ、その〝付き合い〟がそこそこありますが、
量は飲まなくなりましたねぇ・・・

昔の友人知人には
「酒は二十代で一生分飲んでしまった ┐('~`;)┌」
と言っております。
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