出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  Re 原子力に纏わる2、3の話【30】

Re 原子力に纏わる2、3の話【30】

 そんなわけで、高レベル廃棄物から〝再利用出来る放射性物質〟は出来る限り分離・抽出して(ただ目的のブツを100%抽出するのは不可能)、残った廃液が〝高レベル廃棄物〟と呼ばれるわけです。

高レベル廃棄物の正体は、使用済み核燃料から出来る限り再利用できる物質を取り除いた後の〝廃液〟。その中には〝死の灰〟と言われる高濃度で強力な放射線を発する凶悪な放射性物質がタップリ含まれている(画像はイメージ)。
effluent.JPG
effluent.JPG / Greencolander


 つまり高レベル廃棄物は〝出来上がった状態〟では液体でありまして、現時点ではこの液状の高レベル廃棄物に溶かしたホウケイ酸ガラスを混ぜて固体化した、
〝ガラス固化体…_φ(・・ )b〟
と呼ばれる状態にしています。

 高レベル廃棄物を液体から固体に変える理由は、最終処分方法である地下に埋めた場合に
液体のままだと、万が一廃棄物を入れた容器が破損した場合、地層に染み込んで汚染が広がる可能性があるから Σ(゜ロ゜;)〟
で、放射性物質の封じ込め手段のひとつです。


↓ 高レベル廃棄物は液体のまま管理すると、事故などで容器が破損した場合に地面に染み込み放射能汚染が始まってしまうので、ガラスに混ぜ込んで無理矢理固体にした〝ガラス固化体〟という状態で管理している(画像はイメージ…てか、多分現物はこんな小奇麗な色ではないと思う…)
D4752732
D4752732 / eastfallsglass


 高レベル廃棄物のガラス固化体の現物は直径40cm、高さが130cmほど円柱で、それをオールステンレス製の〝キャニスター〟と言われる容器に詰めたモノが、一応高レベル廃棄物の〝最終形態〟となりますが、このキャニスターをいきなり地下深く埋めるわけではありません。

 使用済み核燃料は、使用後すぐに冷却の為に数年間、流水プールで冷やされる事は前述しましたが、冷却期間が終わったからといって、核廃棄物に含まれる放射性物質の崩壊熱がゼロになったわけではありません…というか、まだまだ盛んに崩壊熱を放出しており、その表面温度は
〝200℃を越える Σ(゜o゜ノ)ノ〟
と言われている上、放射線量も強烈
〝抱きつけば、20秒であの世に逝ける ( ̄□ ̄;)!!〟
ほど高濃度で強い放射線を発しています。


↓ キャニスター(Canister)というのは、本来〝密閉性の高い金属容器〟の事で、お茶を入れている茶筒も英訳すれば〝キャニスター〟になる。ガラス固化体のキャニスターを撮ったフリー画像は見つからなかったが(画像検索すればヘドが出るほど見つかる)、雰囲気的には画像のような形をしている。ガラス固化処理が終わった直後にキャニスターから出ている放射線量の強さと濃さは只事ではなく、普通の人間なら抱きつけば1分以内に即死する…まぁ、表面温度が200℃を越えている金属容器に抱きつければ、の話だが暑さを我慢して傍に立っているだけでも、十分自殺は可能である。
Canisters
Canisters / BFS Man


 そんなヤバイ状態のままで地下に埋めてしまうのは流石に問題がありますので、もう少し崩壊熱や放射能が落ち着くまで、
〝中間貯蔵施設…_φ(・・ )b〟
と近頃ちょくちょく耳にする専用の地上の保管施設で、ガラス固化体となった高レベル廃棄物を管理するわけです。

 ただ崩壊熱や放射能が落ち着くまで…と言っても具体的には
〝30~50年 (◎-◎;)〟
の期間が必要であり、このタイムスケールは人間が社会人として人生を送る年月に、ほぼ匹敵していますので、高レベル廃棄物の〝中間貯蔵〟期間は、その時間を生きる人にとっては〝最終処分〟とも言えるでしょう。


↓ ニュースなどでよく見かける青森県六ヶ所村の再処理施設の資料映像で、床面にこんな丸いモノが埋まっている画を見た方も多いと思うが、ココにガラス固化処理をした高レベル廃棄物を収めたキャニスターが入っている。放射線防護は厳重に図られているが、まだまだ中身は不安定なので数十年の監視期間が必要である。
COVRA
COVRA / inyucho


 そして、キャニスターに封じ込められた高レベル廃棄物の発熱や放射能が〝一応安定〟したら、今度はこのアイディアのキモである、
〝地上から300m以上の地下に放置する〝地層処分〟_φ(・・ )b〟
を行うわけです。

 この最終処分法は、すでに外国では実施している国がありまして、そんな現状を取り扱ったドキュメンタリー映画
『100,000年後の安全(原題:Into Eternity)』
という作品が東北大震災発生直後、福島の原発が〝ヤバイ状態〟にあった、2011年4月に一部劇場で公開されましたので、原発問題に興味がある方はご覧になった方も多いでしょう。


『100,000年後の安全』のDVD。本来ならこの作品は日本国内での公開は2011年の秋になる予定だったが、福島が〝あんなコト〟になったせいで、4月に前倒し上映となったらしい。ただ、この映画は全国ロードショーではなく一部映画館で短期間公開されただけである。この作品が知れ渡ると不都合な連中が圧力をかけた・・・というのは穿った見方で、もともとTVドキュメンタリー映画なので劇場公開には向いていない作品だから公開劇場が少なかっただけの話。DVDは出回っているので、未見の方はレンタルしよう。
100,000年後の安全 [DVD]

 映画『100,000年後の安全』で取り上げられ、実際に地層処分をしている国フィンランドで、映画のテーマは
10万年後の子孫に高レベル廃棄物の危険性を伝えるコトは難しい ('A`)〟
という事なんですが、日本の場合はそれ以前に地層処分を阻む〝大きな問題〟があります。
=続く=

【このネタを初めから読む】

地層処分最大の問題は、この文字と画像の意味が10万年後の子孫に伝わらない可能性があるという事。戦争が起きて文明が滅びなければ、ちゃんと伝わると思ったアナタ…甘い江戸時代に書かれた書物を直接読めるのは古文の専門知識がある人だけである。江戸時代から現代に至るまで日本人は別に絶滅したわけではなく〝文化が変化しただけ〟で、一般人は僅か200年程度前の文字や記号が読めなくなってしまうのだ。平和な時代が続いたとしても数万年単位で時間が流れれば、英語も〝古代文字〟として忘れ去られる可能性はあり、悠久の時が必要な高レベル廃棄物の保管にはそんな事も考えておかなければならない。まぁ、日本の場合はそんな問題以前に、地層処分が上手くいかない〝致命的な問題〟があるんだけどね…
radiation
radiation / johnjones


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