出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  F1に纏わるレトロな話【22】

F1に纏わるレトロな話【22】

 ティレルチームの「P34」は、F1チームのデザイナーたちに、
〝タイヤは4輪でなくても構わない (゜Д゜)〟
という、〝コロンブスの卵〟のような発想の転換を与え、試作車ながら〝6輪F1マシン〟を開発したチームもあったからです。


↓ 今回能書きを垂れている時代と、ほぼ同時期に放映されていたアニメ『アローエンブレム グランプリの鷹』。主人公が乗るF1マシン「トドロキスペシャル」は最初6輪車であったが、主人公の提案によって〝8輪車(前後輪とも4輪)〟となった。この主人公マシンはもちろん「P34」の影響であるが、「P34」のもたらした影響はアニメ番組だけではない。


 もっともそれらのチームは、前輪ではなく
〝後輪を4つにしたマシン Σ(゜o゜ノ)ノ〟
で、その発想はバカでかい後輪の直径を小さくして空気抵抗を減らそうとというモノでしたが、このアイディアはレギュレーション技術面、というふたつの理由から実戦には投入されませんでした


↓ 後輪を4輪にした試作マシン「マーチ 2-4-0」。この6輪車の目的は、もちろんバカでかい後輪の直径を小さくして空気抵抗を減らすことだが、試作マシンが公開されただけで、実践投入はされなかった。
1976 March 2-4-0
1976 March 2-4-0 / Dave Hamster


 まずレギュレーション面では、ウィングが初めて登場した1960年代末に
〝4WD(四輪駆動)F1マシン Σ(゜ロ゜;)〟
というモノが実在していましたが、大した成績が残せず撤退後、レギュレーションで、
〝全輪駆動車禁止…_φ(・・ )b〟というルールが決められました。


↓ 昔のF1マシンには4輪駆動のモノもあったらしい。1969年のF1GPまでは参戦していたが、現在のレギュレーションでは、全ての車輪を駆動させる〝全輪駆動〟は禁止になっている。
Ferguson 4WD
Ferguson 4WD / skagman


 「P34」の影響を受けて、この時期に考え出された6輪マシンは、駆動輪を4輪にして前輪の2輪は駆動しないのですから、レギュレーションに定められた〝全輪駆動〟には当たらないような気もしますが、〝4輪を駆動する〟以上は実践投入した場合に前述したブラバムのファンカー「BT46B」のように〝揉め事〟になる可能性は十分にあります。

 ただ〝後輪4つの6輪車〟が実践投入されなかった本当の理由は、
〝思ったほど速いマシンが作れなかった ┐('~`;)┌〟
というのが真相のようです。


↓ 実は当時のウィリアムズチームも、〝6輪車〟を試作していた。発想は前述のマーチと同じ駆動輪を小さくして空力を稼ごうという考えだったが、コレも試作段階でボツになった。マーチ6輪もウィリアムズ6輪も、試作段階で終わった最大の理由は、思っていたほどの性能が得られなかったからだと思われる。
WilliamsF1 Factory and Museum, Didcot
WilliamsF1 Factory and Museum, Didcot / williamsdb


 駆動輪を4個に増やすという事は、当然デファレンシャル・ギア(differential gear)2個必要ですし、ビスカス・カップリング(Viscous coupling)のようなパワーバランスを調整する部品も必要になってきます。

 F1マシンの必要条件は、空気抵抗が低いことも重要ですが、それと同じくらいに
〝少しでも軽量である事 ( ̄^ ̄)b〟
も重要であり、部品が増えることは好ましくありませんし、故障のリスクも増えるわけで、期待以上の性能が得られなければボツになるのは当然だと言えるでしょう。


↓ デファレンシャルギア(通称〝デフ〟)。和訳すると「差動歯車(装置)」と言われるモノ。車がカーブを廻る時、内側のタイヤと外側のタイヤとでは廻る距離は外側のタイヤの方が長くなる。駆動輪は基本的に内側と外側のタイヤがシャフトで繋がっているので、カーブを曲がるときの〝距離の差〟が問題になってくるが、それを解消して自動的に内側と外側のタイヤの回転数を調整するのが、このデフである。F1マシンに限らず、4輪駆動以上のマシンを作ろうと持ったら、こうした部品を増やさなければならず、重量増加は避けられないし、マシン全体の重量バランスも問題になる。
Mmmm.  Gears.
Mmmm. Gears. / Audin


 まぁ、何度もいうように工業技術は目覚ましいスピードで向上しており、そうした問題もクリア出来るかもしれませんが、6輪F1マシンが再びF1GPに復活する日が来る事はありません。
 なぜなら1983年に
〝F1マシンのタイヤは4個…_φ(・・ )b〟
というレギュレーションが加えられたからです。

 さて、そんなわけでレギュレーションの想定外である奇抜なアイディアのマシンがサーキットを疾走した1970年代が終わると、F1GPは
〝猫も杓子も全部グランドエフェクトカー ┐( ̄Д ̄;)┌〟
という時代が到来しました。


↓ 各チームのニューマシンが出揃い、本格的な戦いが始まった1979年西アメリカGPのスタート動画。画像が荒くて見難いが、ほとんど全てのマシンがグランドエフェクトカーである。


 V(-\-)V的には決してグランドエフェクトカーが嫌いというわけではないのですが、この頃から
〝F1マシンの出来・不出来で勝敗がほとんど決まってしまう ('A`)〟
という傾向がより顕著になってきます。

 たとえば「ロータス79」で1978年のF1GPを席巻したロータスチームでしたが、翌年のニューマシン「ロータス80」は〝やり過ぎマシン〟だったせいで、不調のズンドコになり、そのかわりにデビュー戦でいきなり1-2フェニッシュをカッ攫ったのは、
〝リジェチーム ( ̄□ ̄;)!!〟
という、ハッキリ言えば今まで〝2流チーム〟のマシンだったのです。
=続く=

【このネタを初めから読む】

「ロータス80」。「ロータス79」をさらに発展させたグランドエフェクトカーだったが〝やり過ぎ〟で、すげぇ運転し辛いマシンになってしまい、独り勝ちした前年度と違い、1勝も出来ない最悪の結果を招いてしまった。
Martini Legends - Retiro Oct.08
Martini Legends - Retiro Oct.08 / jorge.correa


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No title

にゃぁぁ
いろんな種類があったほうが
たのしいのににゃぁ。

たてに4つ並べて
4輪とか
だめかにゃ?

Re: No title

みゃお様

最近のF1マシンに〝いろんな種類〟が無くなっていったかは、
これから能書きを垂れます。

それでこのネタは終りですが、予定より2日ほど伸びてしまいました
┐('~`;)┌
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