出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  F1に纏わるレトロな話【21】

F1に纏わるレトロな話【21】

 とはいえ、
世界最速のF1マシンにタイヤを提供している ( ̄^ ̄)v〟
という宣伝効果は絶大ですので、資金に余裕が出来たりした場合、タイヤメーカーは喜んでタイヤスポンサーとして名乗りを上げますので、長いF1GPの歴史の中で、前回挙げたタイヤメーカーたちが〝参入と撤退〟を繰り返しています。


↓ F1級のレーシングイベントでは、タイヤメーカーは基本的に参加チームにタイヤをタダで提供している(もちろんボディにはメーカーのステッカーを貼るのが条件だが)。F1GPには大手タイヤメーカーが軒並みタイヤスポンサーとして代わる代わる参戦したが、大抵は資金難から撤退しており、その後はスポットでシモッティチームにタイヤを供給する程度で、V(-\-)Vの記憶が正しければ一度撤退して、再びタイヤスポンサーとしてフル参戦したタイヤメーカーというのは無い…はずだが、ミシュランは遥か昔F1タイヤを提供していれば〝出戻り〟だし、将来的にも出戻る可能性は高いらしい(画像はイメージ)。
Tires Prepped
Tires Prepped / brianc


 そしてこの頃F1チームにタイヤを提供していたのはグッドイヤー1社だけだったのですが、1977年ミシュランもルノーチームのタイヤスポンサーとして〝参戦〟してきたのです。

 この頃のF1GPは参加するチームが現在よりずっと多かったという事は、前にも少し触れましたが、グッドイヤーはそれら全チームにタイヤを供給するのが、
〝正直しんどい (-_-;)〟
という事情を抱えていました。


↓ サーキットに乗り込み、契約チームにタイヤを供給するグッドイヤー社の〝タイヤクルー〟。このネタで紹介している時にグッドイヤーはF1用タイヤを、ほぼ独占供給していた。しかし、この当時はあまりにも参加チームが多すぎて、弱小チームは無償供給を受けられずに〝タイヤを買っていた〟らしい。そんな差別をしてもF1全チームへのタイヤ供給体制は十分なサービスが行き届かず、資金的にもちょっと苦しくなってきていた。
The Goodyear Racing Tire Crew:  Nascar Photography By Darryl Moran
The Goodyear Racing Tire Crew: Nascar Photography By Darryl Moran / Darryl W. Moran Photography


 とはいえ、1社独占でF1のタイヤを支配してきたグッドイヤーにとって、ミシュランの参入は脅威で(事実、翌年の1979年からフェラーリもミシュランへタイヤスポンサーを乗り換えた)、ミシュランに対抗する為の新型タイヤの開発にマジで取り組み始める中、ティレルチームだけの
〝特注タイヤの開発なんてやってるヒマはない ┐( ̄Д ̄;)┌〟
という判断を下したわけです。


↓ 1977年より参戦した「ルノーチーム」。フォードコスワースDFVの3000ccエンジン全盛時代に、敢えてレギュレーションによって排気量が1500ccに抑えられていた〝ターボエンジン〟を搭載してデビューした。自動車技術発祥の国として威信をかけたフランスが、〝オールおフランス製〟を目指し、エンジンやシャーシはもちろん、〝タイヤはミシュラン製〟という構成で、F1GPのタイヤを支配するグッドイヤーに挑戦状を叩きつけたチームとも言える。
Renault Race Day Other Cars 09-09-2007 14-11-25
Renault Race Day Other Cars 09-09-2007 14-11-25 / Martin Pettitt


 F1用レーシングタイヤの王座を守る為に、グッドイヤーは新型のタイヤを開発して、それを各チームに提供しましたが、そんな新型後輪タイヤは、
ティレルの小型前輪タイヤとマッチしなかった ( ̄□ ̄;)!!〟
というのが、「P34」が勝てなくなった最大の原因かもしれません。

 特に前輪と後輪の〝温度差〟は致命的で、直径の小さい「P34」の前輪はすぐに温度が上がってしまい、後輪が温まる頃にはすでに〝熱ダレ〟を起こしてしまうような状態になってしまいます。
 かといって温度の上がり難い〝ハードタイヤ〟では、グリップが弱くコーナーでズルズル滑ってしまうわけです。


↓ ミシュランを迎え撃つ為、あるいは多すぎるF1チームにタイヤを供給するのがしんどくなった為、グッドイヤーはティレルチームだけの特注品〝P34専用フロントタイヤ〟の開発を辞めた。しかしリアタイヤは最新のブツが提供される為、その特性の違いが「P34」の操作性を悪化させた(画像はイメージ…カーナンバーでか過ぎ。後年のデモ走行の画像だと思う)。
Tyrrell P34
Tyrrell P34 / V96GLF


 散々頭を悩ました末に、ティレルチームは「P34」の最終改良版ともいえる
〝ワイドトレッドモデル Σ(゜ロ゜;)〟
を登場させました。

 もともとスポーツカーノーズの後にタイヤを収めるために「P34」は、前輪のトレッド(左右の車輪の幅)が、他のF1マシンに比べて狭くなっています。


↓ 「P34」の最終形態〝ワイドトレッド〟。マシンの安定性を確保する為、フロントタイヤのトレッド(幅)を広げたモノ。
ティレル P34 日本GP 1977 #4 (1/43 R70024)

 トレッドは本来広い方が車体の安定性は増しますので、前輪のグリップ不足に苦しんだティレルチームは、車体の安定性を確保する為に「P34」を通常のF1マシン並に前輪のトレッドを広げたわけですが、その結果として前輪がスポーツカーノーズの横からからはみ出てしまい、もはや正面から前輪に当たる空気抵抗を減らすという
〝6輪の意味は無いボディ ┐('~`;)┌〟
になってしまったわけです。


↓ ワイドトレッドの「P34」を前から見ると、フロントタイヤが半分以上スポーツカーノーズからはみ出している。これではフロントタイヤはモロに正面からの空気抵抗に晒されることになり、もはや〝6輪車の意味〟はない。
Tyrrell P34 1977 (Joe Honda Racing Pictorial series by HIRO No.2)

 そのように散々ボディをいじくり回した結果、「P34」は1977年F1GPシーズンの後半には、やっと安定したマシンになったものの、トップクラスのF1マシンには到底及ばず、シーズン終了と同時に「P34」はF1GPから姿を消しました
 
 「P34」が引退した後に「ロータス79」が登場して、F1のボディは
〝グランドエフェクトカーブーム ヽ(´∀`)ノ〟
になったわけですが、6輪車というのが空力的に意味の無いアプローチだったのかというと、必ずしもそうではなかったと思います。
=続く=

【このネタを初めから読む】

奇想天外な〝6輪マシン〟は2年間でF1GPから姿を消したが、F1界に様々な影響を与えたマシンだった。
1/20 グランプリコレクション No.53 1/20 タイレル P34 1977 モナコGP 20053

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No title

こんにちは、

6輪たいれると312Tは好きなマシンなのでとっても楽しいですよ。
不人気はF1のせいじゃないですよたまたま下がる時期だったんですよきっと。

Re: No title

kuroken様

どうも

楽しんで頂きありがとう御座います。

とはいえ、人気がイマイチなのは事実ですねぇ・・ ( ̄▽ ̄;)

F1に対するディープなマニアの方にとっては時代は関係無いようですが、
1970年代のF1といえば、タミヤのスケールモデルを作って、
漫画『赤いペガサス』を読んだ世代には燃えるものがあるでしょう。

そういう意味ではかなり〝世代限定〟ネタになってしまいました ┐('~`;)┌
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