出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  F1に纏わるレトロな話【13】

F1に纏わるレトロな話【13】

 今回はF1ネタですので、揚力のしくみまで詳しく能書きを垂れる気はありません。
 空気の流れによって物体が持ち上がる力である揚力を、上下逆にして物体を地面押さえつける力を
ダウンフォース(down force)…_φ(・・ )b<ちなみに揚力は「リフト(Lift)」というが、原理的には同じモノ〟
と言います。


↓ 適当に説明する揚力(Lift)が働くしくみ。空気の流れが翼によって上下に分けられた場合、翼の上の空気は画像のように密度が薄くなっている。空気が薄くなるという事は、そこだけ〝気圧が下がる〟事になるので、翼は上に引っ張り上げられる事になる。この翼を上に引っ張り上げる力が〝揚力〟。画像とは逆に模型のシャトルが機首を下げれば、今度は翼の下を流れる空気が薄くなって、翼は下に向かって押し付けられるが、その場合の力をレース業界では〝ダウンフォース(down force)〟という。なぜ気圧が下がると、その方向に向う力が生まれるかというと…それはこの宇宙の〝仕様(法則)〟だから…
Shuttle Aerodynamics
Shuttle Aerodynamics / .RGB.


 当時のF1マシンは、車体にウィングを取り付ける事によってダウンフォースを発生させ、乱気流によって浮き上がりそうな車体をしっかり地面に押し付けることで、高速走行でもハンドリング(ハンドル操作の事)がしっかり出来るようになると同時に、タイヤがガッチリと地面に食いつくことでパワーを無駄なく発揮できて直線スピードもアップしました。

 現代のF1は直線において、大型のウィングが着いているというのは空気抵抗の増大させるデメリットだけで、スピードアップにはマイナスなのですが、当時のF1…特に初めてウィング搭載車が実戦に投入された時のマシンは、ボディ形状がまだ葉巻型で、ウィング以上の空気抵抗があり、
〝ウィングを装着した方が反って速かった ( ̄▽ ̄;)〟
わけです。


↓ この頃のF1は、なまじ車体の前後を絞り込んだ流線型をしていたせいで、高速走行すると車体の下に流れ込んだ空気〝リフト(揚力)〟を発生させてしまったので・・・
f_1_1080.jpg
IMG_8541 / redeye^
↓ ウィングを付けてタイヤの接地性を上げたマシンの方が直進安定性も格段に上がり、パワーも十分に伝えられるからスピードが出たらしい。
f_1_1081.jpg
IMG_8804 / redeye^

 そんなウィングの効果に、当時他のF1チームも、
「ウィング付けると速いぢゃん!
 Σ(゜o゜ノ)ノ」

と気付き、シーズン中に急遽ウィング付きアップグレード型のマシンを投入しました。

 ただアップグレード型といっても、要は現行マシンにウィングを取り付けただけというモノが多く、色々な問題も発生したようです。


ウィングの有用性に気付いたF1チームは、急遽現行マシンにウィングを取り付けた(画像はイメージ)。
DSC_0122
DSC_0122 / Jaffa The Cake


 F1チームがバタバタと後付けで取り付けたウィングというのは、タイヤが浮き上がってしまうのを防ぐ為に、
〝直接タイヤのサスペンション(衝撃緩和装置)の上に取り付けたモノ Σ(゜ロ゜;)〟
とか、ウィングそのものも乱気流を起こす事を知っていたエンジニアは、
1m以上の支柱を付けて、笑っちゃうくらい背の高いウィングを装着したマシン ('A`)〟
を作り出したのでした。


↓ マクラーレンM7C。笑っちゃうくらいのハイポジションに付けられた〝ハイマウント・ウィング〟。別にウケを狙っているわけではなく、ウィングも乱気流を生み出すので、理論的には車体から離れた高い場所に取り付けた方が良いから。
Be-winged McLaren
Be-winged McLaren / Supermac1961


 前述のようにウィングが生み出すダウンフォースというモノは、揚力として使えば馬鹿デカい飛行機すら、宙に浮かせてしまえるほどのパワーがあります

 まぁ、飛行機に比べればレースカーに搭載するウィングなんて小さなモノですが、それでも高速走行で生み出されるダウンフォースは、スピード次第では数十kgとか、ヘタをすると100kg以上の荷重が支柱やサスペンションに掛かるわけで、レース中に
〝支柱が折れたり、サペンションが破損する事故が発生! ( ̄□ ̄;)!!〟
しました。


↓ 当時のエンジニアは、後付け部品であるウィングのダウンフォースをなめていたのか、走行中にハイマウント・ウィングの支柱が折れたり、サスペンションが壊れたりした事による事故が多発した(画像はイメージ)。
F1クラッシュ
Lewis' insurance is going up! / ph-stop

 そんな事故が多発した事にブチ切れたF1の主催者は、
〝ウィング禁止! ヽ(`Д´)ノ〟
というレギュレーションを打ち出しましたが、すでにウィング無しで走ると車体が浮き上がってしまって、運転が危険だというレベルまで、当時のF1マシンのパワーは上がっていましたので、ウィングのサイズと高さに規制をつけることで、ウィングの装着を認めたわけです。

 そんなこんなで、1960年代のF1シーズンは終わったのですが1970年代に入るとF1マシンのボディ形状は劇的に変わっていきました。
=続く=

【このネタを初めから読む】

度重なるマシントラブルや事故にブチ切れた主催者は、一時的にレギュレーションでウィングを禁止したが、一年も経たないうちにそれを解除した。当時のF1のパワーは最早エアロパーツ無しでは制御出来ないところまで来ていたからである。そして1970年代のF1マシンは葉巻型を卒業し、設計段階からエアロパーツを組み込んだボディ形状へと進化していく。グランドエフェクトカーの登場まであと少し…(画像はイメージ)
DSC_0120
DSC_0120 / Jaffa The Cake


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