出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  巨大ヒーロー列伝Ⅰ:ウルトラマン・ウルトラセブン【11】

巨大ヒーロー列伝Ⅰ:ウルトラマン・ウルトラセブン【11】

 さて、前述の様に『ウルトラマン』では最終回で、ヒーローであるウルトラマンが死んでしまうのですが結末は子供向けのドラマらしく、タイミングよくM78星雲の宇宙警備隊隊長〝ゾフィー〟が現れ、ウルトラマンを復活させるわけです。

↓ 宇宙警備隊隊長ゾフィー。後付けで設定された〝ウルトラ兄弟〟の中では最強とされているが、コイツが主人公になった番組はない。
大怪獣シリーズ ウルトラマン編宇宙警備隊長 ゾフィー

 ゾフィーは、長い間戦い続けたウルトラマンに対して帰国を促すのですが、ウルトラマンは自分が地球を離れる事によって、一心同体であるハヤタが死んでしまう事を気にして帰国を拒否しますが、そこでゾフィーは
「私は命をふたつ持ってきた ( ̄^ ̄)b」
という後世に残るご都合主義有名なセリフを吐いてウルトラマンとハヤタを分離し、ゾフィーとウルトラマンは地球を去っていきます。


↓ 『ウルトラマン』のエンディング。子供向けのドラマらしく〝良い人は誰も死なない〟筋書きになっている。今の感覚からするとツッコミ所満載の結末だが、当時の子供達には感動的な結末だった。


 これも有名な話ですが、『ウルトラマン』の最終回シナリオには幾つかのエンディングがあって、ゼットンはゾフィーによって斃されるというモノがありました。

 しかし、メインライターであった金城哲夫氏は、ヒーロードラマの答えとして、
〝自分たちの平和は人任せ(ウルトラマン任せ)ではなく、自分たちで守る努力をしなければならない〟
という主張を物語に盛り込む意味でゾフィー案はボツになり、実際放映された通りにゼットンは人類が考え出した兵器(といっても一個人の科学者がコッソリ作っていた兵器だが…)で撃退するという結末になったわけです。


↓ メインライターだった金城哲夫氏の書いた『小説 ウルトラマン』(画像上段)。ウルトラマンのカラータイマーがゼットンに割られるなど、子供向けが前提だったTVでは放映出来ないシークエンスが描かれている。また、1980年代頃から画像下段のような特撮作品の裏舞台を紹介した関連本が数多く出版され、ボツになったシナリオなども一般に広く知られるようになった。小説ウルトラマン (ちくま文庫)
ウルトラマン誕生 (ちくま文庫)ウルトラマンベストブック (ウルトラQ空想特撮シリーズ)

 ヒーローに頼らずに自分たちで敵に立ち向かう事が一番だというのは、ヒーローの存在自体を否定する、要するに
〝ヒーロー不要論 Σ(゜ロ゜;)〟
であり、延々と続く事になるウルトラマンシリーズの第1弾で語るテーマとしては如何なモノかと思われた方もいらっしゃるとは思いますが、『ウルトラマン』は制作当時に続編を想定して作られてはいませんでした。


↓ 『ウルトラマン』のDVD-BOX。制作当時『ウルトラマン』は独立した物語で、円谷プロも続編を作る気は毛頭なかった。したがって現在のウルトラマンシリーズの設定は、そのほとんどが後付けである。
ウルトラマン コレクターズBOX [DVD]

 『ウルトラマン』は、円谷プロの制作した
ウルトラシリーズ(もしくは 空想特撮シリーズ)〟
と呼ばれる一連のTV特撮作品のひとつですが、その第1弾は『ウルトラマン』ではなく前述した『ウルトラQ』です。

 そして第2弾が『ウルトラマン』なんですが、第3弾は
『キャプテンウルトラ』
という、リアル世代に育ったおぢさん達か特撮ヲタくらいしか知らない作品になります。


↓ 『キャプテンウルトラ』のサウンドトラックCD。『ウルトラマン』の後番組として放映されたが、コレを知っている人は、番組を観たリアル世代か特撮ヲタくらいのものである。
宇宙特撮シリース゛ キャフ゜テン・ウルトラ ミューシ゛ックファイル オリシ゛ナルBGM集

 つまり、当時のウルトラシリーズというのは、特撮によるSFドラマの作品群なんですが、それぞれの作品は独立したドラマであって世界観の共通はしていませんでした。
 特に『キャプテンウルトラ』に関しては、あまりに世界観が違っていますので、また別の機会に能書きを垂れたいと思います。

 現代の感覚から考えると、『ウルトラマン』の後番組がいきなり
〝『ウルトラセブン』 (゜▽゜)〟
になったと思われがちですが、上記のように『ウルトラマン』の後番組は『キャプテンウルトラ』です。


↓ 『キャプテンウルトラ』のオープニング動画。この作品の世界観がちょっと語られている…しかしオープニングって毎回使うんだから、もう少しクオリティの高い画が使えなかったのかと思うのだが…(´、`∂)ポリポリ


 『ウルトラマン』は、その平均視聴率が36.8%という〝バケモノ番組〟でしたので、キー局だったTBSもスポンサーだった武田製薬も当然、番組の延長や続編の制作を希望しましたが、円谷プロの現場は資金的にも人材的にもヘロヘロで、
「ちょっと休ませてちょ ('A`)」
と逆にTV局やスポンサーに泣きつきました。

 今でこそ特撮作品の現場は、CGや撮り溜めたバンクフィルムを巧み使ったりして経費を浮かしつつ、制作時間を短縮するノウハウを身につけていますが、当時は前述したように30分弱とはいえ、毎週一本の特撮映画を製作するのは実にハードな仕事だったのです。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ 30年以上毎週放映されている〝戦隊シリーズ〟。このシリーズを制作している東映は、様々な工夫で時間と金を掛けずに特撮作品を作り上げるノウハウを持っている。
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おはようございます。

初めて、書き込み致します。ウルトラマンシリーズと、男はつらいよの寅さんシリーズが、似ていると思ってしまいました。続編なしでスタートし、視聴者の希望でシリーズ化していく。ブログ記事で、舞台裏の熱いエピソードなど、楽しませていただいてます。ありがとうございます。また、おじゃまさせて、頂きます。

いらっしゃいませ

砂まじりの茅ヶ崎様

 ようこそ

 そういえば『男はつらいよ』もTV版がウケて、番組最終回で寅次郎が死んだにも関わらず、映画でシリーズ化された作品ですね。

 アニメ業界にいたっては、『宇宙戦艦ヤマト』に『機動戦士ガンダム』をはじめとして、受けた作品の続編や極めて近い世界観にした〝続編モドキ〟には枚挙の暇がありません。

 ただウルトラマンシリーズの場合は、後になって
「この作品はアレの続編 ヽ(´∀`)ノ」
という後付け設定で合体させた点が特徴です。

 似たような発想で作られた作品といえば、松本零士氏の『銀河鉄道999』(2004年から2005年に描かれた〝エターナル編〟と呼ばれる方)が近いかもしれません。
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