出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  Re 酒ヲタク講座 第6講:ワイン&ブランデー【12】

Re 酒ヲタク講座 第6講:ワイン&ブランデー【12】

 錬金術師というのは、第4講『ウィスキー』でも登場した、化学者の始祖であると同時に、〝賢者の石〟だの〝惚れ薬〟といった怪しげなグッズを売るインチキ通販業者の元祖みたいな連中でした。

↓ 錬金術師。彼らは科学者(特に化学の方)の始祖であり、呪い者でも医師でもあった。
The alchemist
The alchemist / waitscm


 とはいえ、錬金術師達はそれらのインチキ商品を大量に売って大儲けするのが目的ではなく、
〝鉛を金に変える ( ̄□ ̄;)!!〟
という錬金術師の最大の目的を達成する為の研究費を稼ぎ出していたわけです。

 ですからワインを蒸留したモノも、研究費を稼ぎ出すための怪しげな商品のひとつであり、その技術を広く人に広める気はありませんでした


↓ 錬金術師達が持っていたブランデーは、気付け薬とか〝不老長寿の妙薬〟などといった怪しげな商品であり、錬金術師達は、その製法を一般に広める気はなかった(画像はイメージ)。
Elixir of the Mongoose
Elixir of the Mongoose / Jennie Faber


 そんな〝ワインを蒸留する〟という技術がワイン業界に伝わったのは13世紀頃だという説が有力で、スペイン生まれの医者兼錬金術師という、ちょっと怪しいアルノー・ド・ヴィルヌーブ(Arnaud de Villeneuve)というおっさんが、ローマ統治時代の南フランスにあるモンペリエ大学で教職についていた頃に書いた『若さを保つ方法』という書物の中に、ワインの蒸留を取り上げています。

↓ 医師で錬金術師だという怪しいおっさん、アルノー・ド・ヴィルヌーブの肖像画。
アルノー・ド・ヴィルヌーブ
画像参照-Wikipedia(フランス語版)-『アルノー・ド・ヴィルヌーブ』

 当時のブランデーはウィスキーと同じく、樽熟成をする事はしませんでしたので、無色透明な強烈なスピリッツであり、飲むと体が熱くなったりする事で、気付けや滋養強壮の薬として認識されていたわけですが、その後樽熟成されて商品化され、現代のブランデーと同じモノが作られるようになったわけです。

↓ コニャックの貯蔵所。ブランデーは樽熟成を行うことで商品化が進んだ。
Tour de Cantillon
Tour de Cantillon / Bernt Rostad


 〝醸造酒を蒸留し、樽熟成させて豊かな香りと味わいを持った酒を造る (*´ω`)〟
というのは、ウィスキーもブランデーも同じで、その製法が確立された時期もほぼ同じなんですが、樽熟成をしようとした動機はウィスキーの場合は密造酒を隠す為にたまたま樽詰めしただけであり、ブランデーに関しては…不明です。

 おそらくワインそのものが樽熟成によって、香りや味が深まる事を知っていたワイン業者が、ブランデーの樽熟成を始めたと思われ、ウィスキーとブランデーの樽熟成導入に関しては、どちらかが影響を受けたという資料はありません(たまたまV(-¥-)Vが知らないだけかもしれない)。


↓ ウィスキー。ウィスキーやブランデーが樽熟成によって琥珀色の液体になったのは18世紀から19世紀になってから。時期が微妙に被っている気もするが、その製造法が相互に影響を与えていたのかどうかはよくわからない。
Glass of Arrack
Glass of Arrack / indi.ca


 ただ、ブランデーが最初にブレイクしたのは生産地であるフランスではなくイギリス圏だという説もあり、それは16世紀にフランスワインが過剰在庫を抱えてしまい、その保存方法としてブランデーを作ったのですが、グルメで味にうるさいフランス国内でブランデーは売れず、
「味覚音痴なイギリス人に売りつけよう ( ̄~ ̄)」
とブランデーをイギリスに輸出し、それが大ヒットしてしまったというモノです。


↓ 現在のイギリス・ロンドンのトラファルガー広場。ブランデーが生産され始めたのはフランスだが、ブレイクしたのはイギリスだった。
Trafalgar Square, London, England
Trafalgar Square, London, England / n_willsey


 イギリス人が味覚音痴だというネタは、国民性を皮肉るジョークとしてよく言われる話で、イギリス料理が世界的にイマイチ評価されていないのは事実なのですが、それではブランデーが不味い酒なのかと言うとそうでもなく、たまたまフランス人に蒸留酒は好まれなかったが、イギリス人は好きだったと考えた方がいいでしょう。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ イギリスの伝統的なファーストフード「フィッシュ・アンド・チップス」を食べようとするイギリス人。こんなモノを好んで食うイギリス人の世界的評価は〝味音痴〟。
CIMG3318.JPG
CIMG3318.JPG / Simon Welsh

↓ フィッシュ・アンド・チップスとは白身魚のフライとフライドポテトの盛り合わせ。フライドポテトはともかく、白身フライの揚げ具合は最低で、天ぷら文化で育った日本人だと食えたモノではない(らしい)。
fresh fish n chips
fresh fish n chips / f10n4


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