出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  昭和ガメラ伝説【1】

昭和ガメラ伝説【1】

特撮リボルテック SERIES No.026 ガメラ[1967]

 ガメラと言えば、今時の若いモンは大抵平成ガメラをイメージされると思いますが、今回はその原点になった昭和時代のガメラについて能書きを垂れてみたいと思います。

『大怪獣ガメラ』
 このガメラシリーズの第1作目である『大怪獣ガメラ』が公開されたのは1965年です。
 当時の日本はまだTVが十分に普及していなかった事もあり、映画は庶民の娯楽として大きな地位を占めており、1960年代前半からは大手映画会社東宝が、二部作で完結させるだった予定のゴジラを復活させ、『キングコング対ゴジラ』を製作しました。

 これが大ヒットを飛ばした事で1950年代に様々な時代劇シリーズをヒットさせていた東映を除いて、大映・松竹・日活などの大手映画会社も、
「ウチも怪獣映画を作るぜ! ヽ(`Д´)9」
と意気込んで特撮怪獣モノを企画製作し始めたわけです。


↓ 『キングコング対ゴジラ』のDVD。映画が庶民の娯楽として最もポピュラーだった時代に1255万人の観客動員数を記録し、ゴジラシリーズでは歴代最高ヒット作品になった。邦画全体としても記録的なヒット作で、ライバル映画会社もこぞって怪獣の登場する特撮映画を企画製作した。
キングコング対ゴジラ [DVD]

 そんな中で大映が製作したのが『大怪獣ガメラ』なんですが、実はこの作品の前に大映は、
『大群獣 ネズラ』
という特撮映画を企画し、製作を開始していました。

 謎の宇宙食を喰ってしまった東京の下水に住むネズミたちが、体長2m・体重80kgに巨大化してしまい、首都を大混乱に陥れるというストーリーだったのですが、群れをなす動物が人を襲うと言うのは、ヒッチコック監督の名作パニック映画『鳥』にヒントを得ているそうです。
 ネズミが人を襲う映画といえば、アメリカの『ウイラード(Willard)』という作品がありますが、この作品が公開されたのは1971年ですので、アイディアそのものはネズラの方が早かったと言えるでしょう。


↓『ウイラード(Willard)』の本国版DVD(日本語版もあるけど画像がショボい)。日本では『ネズミが襲う日~ウィラード~』というタイトルだった。本国でヒットしたらしく、続編の『ベン(Ben)』も作られた。ホラー色の強い『ウィラード』とは、ちょっと路線を変更した作品で、テーマ曲『ベンのテーマ(Ben)』を、当時ジャクソン5の一員だったマイケル・ジャクソンが、ソロミュージシャンとして歌っている。
Willard [DVD] [Import]

 しかし、『大群獣 ネズラ』は製作途中で中止されてしまい、日の目を見ることはありませんでした。
 というのも、当初ネズラはゴジラのように着ぐるみを使う予定だったのですが、人間が入って演技をする着ぐるみではネズミらしい動きがどうしても出来なかった為、〝本物のネズミ〟を使用して撮影される事になったのです。

「ホンモノのリアル感だぜぇ~~! (゜▽゜)」
とスタッフは内心ほくそ笑んでいたかもしれませんが、彼らは〝ネズミの繁殖力〟を舐めていました
 スタッフの管理が行き届かなかった事もありますが、撮影用のネズミはどんどん繁殖してしまい、次々と逃げ出すわ、共食いを始めてしまうわで、挙句の果てにはネズミの大量繁殖によってノミやダニも大量発生してしまい、撮影所やそのご近所を大混乱に陥れたのです。


↓ ネズミの大繁殖に伴い、ノミやシラミが大発生してしまい、撮影所界隈は大混乱に陥った(画像はイメージ…ってここまで大騒ぎになったわけではない)。
overdoing it
overdoing it / Andrew Ciscel


 そして、ついに保健所から〝ゴラァ!!(゜Д゜#)〟されて、ネズミたちは処分、映画も企画倒れになってしまいました。
 そんなわけで、『大群獣 ネズラ』の製作が中止されても、映画館へは作品を配給しなければなりませんので、急遽製作されたのが、『大怪獣ガメラ』です。

 1960年代と言うのは、ちょうど日本の映画作品がモノクロからカラーへと変わっていく過渡期だったのですが、東宝の怪獣映画へ対抗意識丸出しで作られた他のライバル会社の特撮映画である松竹の『宇宙大怪獣ギララ』や、日活の『大巨獣ガッパ』はいずれもカラー作品でした。


↓ 松竹の『宇宙大怪獣ギララ』(画像左)、日活の『大巨獣ガッパ』(画像右)は、いつか他の機会に能書きを垂れる予定・・・。
限定完全復刻版 宇宙大怪獣ギララ ゼンマイ付き プラモデル(旧 緑商会製)総天然色 大巨獣ガッパ

 ところが『大群獣 ネズラ』の製作中止で予算が縮小されたのか、大映の台所事情はわかりませんが、『大怪獣ガメラ』はモノクロ作品になっています。
=続く=


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ガメラ:昭和(湯浅)版視聴記など 2011/03/10

 本項では、「大怪獣ガメラ」から「宇宙怪獣ガメラ」まで、昭和の大映ガメラシリーズ8作品の鑑賞記などを、まとめてご紹介しております。 前回の更新「 湯浅版視聴記 /02/24 」はこちら。 関連で、「大阪アジアン映画祭2011の大怪獣決闘上映 2011/03」にはこちらから

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