出会い ゾビラックス軟膏 E!チャット管理人 X-ふぁいる  冥王星に纏わる2、3の話【6】

冥王星に纏わる2、3の話【6】

 その中でローウェルは究極の火星人ヲタだったとも言えます。
 で、ローウェルのおっさんはハナから〝火星人はいる〟と信じて観測をしていたものですから、火星の表面を観測するうちに火星に運河を発見!! したのでした。

 ローウェルによると
「火星は長い間の気候変化によって、惑星の大部分は砂漠化してしまい、火星人は極地(北極&南極)にある氷を溶かして、溶かした水を〝運河〟によって自分たちの居住地域まで運んでいる (∪_∪)b」
という観測結果を発表しました。


↓ ローウェルがスケッチした〝火星の運河〟。火星人が居ると固く信じていたローウェルには、火星がこう見えたらしい。もっとも当時火星は謎の惑星であり、火星人を信じる人は知識階級でもそれほど珍しくはなかった。
火星運河
画像参照-Wikipedia-『火星人』

 火星の極地に大きな氷塊層があるのはホントの話ですが、ローウェルの見つけた運河は単なる目の錯覚で、火星人の存在を信じる余り、ありもしない〝運河〟を見つけたのでしょう。
 ただ、火星はその昔、惑星全体に水が豊富だった時代も確かにあって、その時流れていた川の跡というものも多く発見されおり、ローウェルのおっさんは、それを運河と勘違いしたと思われます。
 そうした〝勘違い〟が惑星探査によって証明されたのは、まだ比較的最近の話ですので、ローウェルの生きていた当時は一つの学説としてまかり通っていました。


↓ Google Earthでは火星も観察できる。画像はやや北極寄りの上空から火星を俯瞰したモノ。火星の極地(北極&南極)に巨大な氷の塊があるのはホントの話で、画像の白い部分が火星の氷塊層。昔はこの氷が解けて川になっていた時期もあったらしい。
火星MAP
画像参照-Google Earth-

 ですから、ローウェルのおっさんは〝ただの変人の火星ヲタ〟とバカにはされず、晩年冥王星の存在の可能性という説を唱えたときも、まっとうな学説として天文学者に受け入れられたわけです。
 もう一つローウェルのをフォローしておくとと、コンピュータがまだ無かった当時、軌道計算など高度な計算技術を求められる天文学界において、彼の数学的才能は高いレベルにあり、単なる天文ヲタではなく立派に〝学者の域〟に達していました。


↓ コンピュータが登場する前の機械式計算機。ローウェルが生きていた時代はこんな機械を駆使して、惑星の軌道を求める高度な計算を行っていた。ローウェルは、ただの火星ヲタではなく、天文学会で十分認められるだけの計算技術と才能をもっていた。

Photo by mdxdt

 そんなローウェルのおっさんが〝惑星X(つまり冥王星)発見プロジェクト〟を立ち上げたのは、すでに老境に入ってからで、彼は冥王星存在の可能性を唱えつつ、1916年にお亡くなりになりました
 そんなローウェルの遺志を継いで、冥王星を発見したのは彼の弟子でクライド・W・トンボーというおっさんです。
 トンボーは同じ方向の宇宙空域を数週間、間隔を空けて撮影し、その2枚の天体写真を見比べて〝動いている天体〟を探すという方法を用いました。

↓ ローウェルの弟子、クライド・W・トンボー。
Clyde Tombaugh
画像参照-Wikipedia(英語版)-『Clyde Tombaugh』

 電灯などで〝夜が明るい〟地域に住んでいると、トンボーの採った観測方法で新惑星を発見することは、それほど難しく感じられませんが、実際の観測に使われる〝精度の高い天文写真〟には、それこそヘドが出るほどの数の天体が写りこんでおり、その中から動いている天体を見つけ出すなんて作業は、とんでもない忍耐と集中力が必要だったのです。

↓ 月や町明かりに邪魔されない星空の画像。さぁ、ここから未知の天体を探し出そう…って、一般人にはとても無理…(-_-;)

Photo by Space Ritual

 まぁ、今ならコンピュータを使って画像解析すれば、割合簡単に出来る事なんですが、トンボーが冥王星を発見したのは1930年で、コンピュータの〝原型〟ともいえる電子計算機『ENIAC(エニアック)』が開発された1945年の15年も前の話になりますし、 もちろんENIACは単なるデッカイ計算機で、〝画像解析〟などという高級な技は使えませんので、トンボーのおっさんはひたすら手作業で〝惑星X〟を探さなければなりませんでした。

↓ 世界初の電子計算機『ENIAC(エニアック)』の動作風景。ENIACはコンピュータの元祖と言われているが、今のコンピュータのようにプラグラムを内蔵しているわけではないので、正確には〝原型〟と言ったほうがいいかもしれない。
ENIAC
画像参照-Wikipedia-『ENIAC』

 その上、
〝どの空域を撮影するか? ( ̄~ ̄)〟
という問題もあります。冥王星が存在しそうな空域を撮影しないと、ヘドが出そうな作業が全て無駄になってしまいます。
=続く=

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